川崎市中原区の歯科医院
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安心・安全・安価 簡単・簡潔・即効性の代替医療に

ついて患者・術者・観察者の三位一体の観点から

お伝えいたします。

発行は隔週の木曜日とさせていただきます。
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簡単・簡潔・即効性の代替医療情報
 
net-dental 代表 松下がお送りします。net-dental  http://www.net-dental.jp/

□■□■□■□net-dental会員:113名 ■□■□■□

<今週のポイント>

   ●  ご挨拶
  ●ポテンシーの薬理学書material medicaについて
  ●ハーネマンの実験
  ●ホメオパシーに使う材料
  ●ホメオパシー治療の原則
  ●potencyについて
  ●世の中の流れと体の中の流れ
  ●今週のおさらい
  ●あと書き

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ここのメールレターは、まぐまぐ
を通じて皆様
に配信しております。

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こんにちは。
net-dental 代表の松下です。

5月30日、刺絡療法の講習会に行ってきました。全5回の4回目です。
内容に関しては、それほど勉強になる訳ではないのですが、講師の先生
に質問できるという事と全国から集まった方の症例発表があるから

とても役にたちます。刺絡療法に関しては下記のサイトを
参考にして下さい。(^o^)
               ↓
http://www.kenkou-ouendan.co.jp/bn/m0211/monthly.htm

皆さんの中には、体や神経が疲れた時にふくらはぎの凝りを感じる人
はいませんか?ふくらはぎは第二の心臓といわれているようにとても
大事なところなんですよ。

体の調子のセンサーとして或いは、ここを揉むことにより体の調子が
よくなるのです。(^_^;

「万病に効くふくらはぎマッサージ」・・・石川洋一著 マキノ出版

ふくらはぎが張ってきたら要注意!ふくらはぎを伸ばしたり
揉んだりして凝りや痛みをとりましょう! (^^ゞ

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今回は全てホメオパシー関係の話題とします。

●ホメオパシーの薬理学書であるmaterial medicaについて

ホメオパシーを考える時に、どのようにしてその人の病気を治すかについて
は、その人の免疫力を上げるレメディーが何かを探す作業と言えます。症状
や病気に効くのでは無く、その人の免疫力を上げるものは何かを探す学問
だとも言えます。

では、どのようにしてレメディー(ホメオパシーの薬)を探すのでしょうか。
material medicaには、レメディーの色々な症状や特徴が書いてあります。

例えば、Arsenicum album (ヒ素)は、原物質としては猛毒です。しかし
これを、極めて薄めていくと薬理作用が出てきます。薄めてできたレメディー

を多数の健康な人間にしばらくの間服用させた後、服用した人間に現れた
症状を書き留めていきます。(プルービング)

その症状ですが、
1..精神的、心理的症状・・・これが不思議な特徴です。
2.全身症状
3.肉体的症状
 
それ以外にもmodalityと言いまして、症状が何かにより悪化するのか好転するの
かも重要な要素となります。

参考程度ですが、病気の種類も少し関係があります。

Arsenicum albumを服用しますと、例えば
心配性で、落ち着きがない。どちらかというと小奇麗できちんとする事を好みます。

極端な清潔・整頓好きで、外見は保守的で、綿密に計画し、金銭的にも、非常に
細かくケチです。健康に対する恐怖心が強く、友人や家族の支えを必要とします。

また、どんな痛みも焼け付くように感じ、逆に暖められると症状が改善されます。

よく現れるのが、虚脱と落ち着きの無さを伴う嘔吐(吐く事)と下痢

寒がりで刺激が強い、量が少なくて薄い分泌物を伴う

modality(症状の変化)
悪化・・・寒い気候・真夜中から午前2時の間・一人になる時・冷たい飲み物・努力

改善・・・暖かくする。歩きまわる。頭を下げる。

食べ物・・・少量の飲み物をちびちび飲む傾向があります。

以上のことが色々と書いてあります。

全く一致することはありませんが、病人に現れている特長的なものが一番近いもの
を、その病人のレメディーとするのです。

このような事が一つ一つのレメディーについて書いてあります。これが何千種類
もあるのですから、その中から一つのレメディーを探すのには、知識のみならず
ちゃんとした方法論を身に着けなければなりません。

何度もいいますが、病気に効くのではなく、その状態の患者に一番適した免疫刺激
剤が,最適なレメディーという訳です。

逆に言えば、Arsenicum albumが効く人というのは、普段からキチンとしていて、
清潔好きでケチで、健康に異常なほど執着するタイプと言えましょうか。(@_@)

●ハーネマンの実験
医師であり薬理学者、科学者であったハーネマンは、当時の医学に疑問を持ち、
毒性の強い薬を用いる診療に嫌気が差し、薬の翻訳でほそぼそと生計を建ててい

たのです。その時マラリアの特効薬であるキニーネが苦いからという理由で使われて
いることに疑問を持ち、自らキニーネを服用してみたのです。するとマラリアと同じ
症状が出てきたのにヒントを得て、ホメオパシーという学問を作って行ったという

ことは以前お話した通りです。このように人体実験ともいうべきものを経て確立し
た訳ですから、強い副作用を伴うものは、当然薄めてから実験に使っていたのです。

しかし、薄めれば、副作用もなくなる代わりに効果もなくなる訳です。

そんな時偶然震とうを加えると効果が強くなることを発見し、希釈してもむしろ効果
が強くなる事を発見し体系化しました。

⇒ホメオパシーの特徴は多段階希釈(dilution)と、振とう(succussion)なのですぞ!

そして薄めても、振とうを加えた物は薄めても薄めてもパワーが強くなります。この
過程をポテンシー化と呼びます。

例えばよく使う30cというパワーをもつレメディーは、原物質を100の30乗倍薄めて
いる訳ですから分子は全然存在していない訳です。そして精神的、肉体的効果は、
他のレメディーのなかで中程度だとされています。

薄めていますので、副作用はありません。

鍼灸や漢方、アーユルベーダ、伝統的な治療法に共通するものは、人体を使った経験
から導き出された実践的な学問だということです。

薬というものは、個体である人間に効くものを探すべきであり、細胞や顕微鏡レベル
でどうのこうの理屈は後からいくらでも誰かが極めればよろしいのでは?

                                                        (^^)v

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●ホメオパシーに使う材料

ホメオパシーの材料は、ハーブと同じ植物もありますが、鉱物や動物、病気
を引き起こす物質からも作られます。
1.植物・・・レメディー全体の70%は毒性の強い植物から作られています。
       ここがアロマテラピーと違う所です。

例えば、アガリクスという皆さんにも馴染みの癌に良く効くと噂されたきのこは、
とても毒性の強いきのこなのです。

原物質は、幻覚を誘発する成分を有し過量の投与では、吐き気、嘔吐、下痢
呼吸障害、錯乱を起こすおそれがあります。

ではこれをポーテンシー化するとどのようなレメディーになるのかといいますと、
これが効く状態の病気の人間は、

不安感や恐怖感があり、死について病的に悩んでいる。例えば癌の症状じゃないか
という脅迫観念にとらわれる。

ぼーとしていて、人と話すことを嫌がる。逆にせん妄が始まり、多弁になって多幸症
または躁病にいたる人。

病気にかかっている時に寒さに敏感な人などがあります。

病気の状態
神経系の障害・・・老人性痴呆・多発性硬化症
          
症状は、好転・・・ゆっくりした動作、睡眠
     悪化・・・冷たい空気・雷雨の前・性交後

舞踏病

しもやけ

アルコール中毒

2.鉱物
Argentum nitricum(硝酸銀)・・・・外交的で、陽気な、感じやすい人に
                   最も適合する。
                   
                   いつも急いでいる。
                   
ですから、肉体的症状としては、下痢と鼓腸を伴う予期不安が特徴的な人に使いま
す。

甘いものが好きで、それを取る事により症状が悪化したり、動悸と振るえがあった
り、激痛のこともあります。衝動的で性急な感じですが、新鮮な空気を欲しがりま
す。

病気の種類

不安と恐怖症 、消火器系の不調 、過敏性腸症候群、神経の不調

悪化・・・不安・砂糖
好転・・・冷たい空気


3.動物
Lachesis(スルククとして知られるブッシュマスターで、猛毒を持つ蛇の毒液)

蛇からイメージできるような人に効果があります。

一番の特徴は 「嫉妬深い人」 であるということです。(@_@)

そして締め付ける服に耐えられない人、特に首のまわりの締め付けには
耐えられません。

野心と創造性にあふれ、理解力が鋭く、多弁である。女性特有の月経前症状等が、
出血やガスの排出などで軽快します。

女性特有の病気に使うのが特徴です。

女性の更年期のほてり、生理痛、月経前症候群として起こるほてり、左頭部の頭痛
、激しい気分の変化

筋肉の痙攣と震え

血行不良、静脈瘤

咽頭炎

心臓の不調

悪化・・・睡眠後、朝、夏、春、日光の熱、生唾を飲む、液体を飲み込むこと、圧
迫、アルコール

好転・・・外気に触れる、分泌、流出、冷たい飲み物、衣服を緩める事

●ホメオパシーの治療の原則

ホメオパシーの学校は大きく分けて現在3種類存在しています。

一つのレメディーだけを使い、病気を治そうとするタイプの学派を
「クラシカル」学派と呼び、原則として1レメディーを1回だけ投与して
様子をみます。

これと違い「コンプレクシスト」と呼び、レメディーの複合した物を使う
学派があり、これらは、病気に対して効果がありそうな何種類かの
レメディーを複合した製剤を使います。

先にあげた2つの学校の中間があり、ある時期の症状にはこのレメディー
さらに1週間後には別のレメディーを毎日2回、さらにその後別のものを
という具合です。プルラリストと呼ばれています。

昔は「クラシカル」しか無かった訳ですが、今は色々とわかれています。

レメディーが免疫系を刺激するという観点からすると、その人の免疫系
を刺激できるエネルギーは一種類の方がよいというのが私の考えです。

従いまして、現在はclassical homeopathy を勉強しています。

その原則は、急性でも慢性でもその患者の全体的症状や顔貌、悪化や
好転により先ず一種類のレメディーを決定し、様子を見、変化がなければ
又再評価し変えるか同じで行くか決めていきます。


1レメディー、1投与の原則


●ポテンシーについて

ポテンシーとは、振とうを行うことで治す力が強くなる事ですから、エネルギーの強
さとでも考えたほうが良いのです。成分としての薬剤の分子は少なくなるのですか
ら、化学的に言うと薄めた状態でもあるのですが、成分がエネルギーに変わっていった
ごとくに治す力が強くなるのです。

high potencyとは振とうをより強くしたものであり、low potency とは少ない状態で
あるといえます。

30cとは、middleの強さとして臨床家は使っています。

high potency は精神面に、low  potency は肉体面の不調や病気に使います。

使い方

急性/慢性・・・・・より急性なものほど、より低いポテンシー

身体的/情緒的・・・・身体的であればある程、より低いポテンシー

患者の持つバイタリティー・・・より低いバイタリティーであればあるほど、より低
いポテンシー

好転反応を避ける為には・・・よりそれが強ければ、より低いポテンシー

処方に対する自信・・・より自信がなければ、より低いポテンシー

●世の中は常に回っている。

或いは何回も繰り返している。

雨が降り、川となりやがて海へ、或いは蒸発して大気中の雲となり又
雨となる。

我々の体の中もこの循環という流れの中で動いています。だから、滞れば
それが調子が悪い状態であり病気の状態と言えます。

流れに逆らわず,そしてある時にはながれを促進させてやれば
元気がでてくるようです。

流れが悪くなっているところに、少しばかり波の力を与えて通しをよくする
のがレメディーなのだと考えています。

人は治るように出来ているのです。

歴史に耐えられたものにこそ、未来のヒントがあるのでは?と
私は考えるのです。
   
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●今週のおさらい

    ・ ホメオパシーの薬理学書は、レメディーを人間にしばらく使ってみて出てき
   た症状を精神・肉体的面を細かに記載したものである。

  ・ホメオパシーは経験から生まれた、治療法です。

   ・ホメオパシーに使うレメディーは植物が70%その他、鉱物、動物、病気を引き
      起こす物質から成ります。

    ・古典的な使い方は1レメディー、1投与です。
 
  ・レメディーの強さは、薬の濃度ではなくどれだけたくさん振とうさせたかで
      す。これをpotencyと呼びます。
 
 
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●あと書き

文章を送り続けるということは、中々大変なことです。普段構想を練り、休みの
間に文章を書くというスタイルなのですが、その休みの間にも急患が来たり

何かの用事で時間がつぶれたり、自身の調子が悪くなり寝込む、或いは読みたい本
を優先して後伸ばしにするとか色々邪魔する要素があります。

とにかく普段から原稿を書き溜め込む事を習慣にしなければと、自身に問いかけて
いる次第です。m(。−_−。)m

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今回は、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
よろしければ、感想や、お便り頂けるとありがたいです。

あなたのご声援が、このメールレター作成の原動力です。\(__ )
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『簡単・簡潔・即効性の代替医療情報』に掲載された記
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