川崎市中原区の歯科医院
今までの歯科治療にご不満ではありませんか?
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どこの病院にいっても変わり映えしない。薬と検査だけ、治らない。欧米で人気の免疫療法・ホメオパシーについて詳しい情報をあなただけにこっそりお教えします。

治療ポリシー:歯無しにならない話

これから私がお話する事は、常識とは異なる事かもしれませんが、日々の臨床で歯科医師も患者さんも薄々感じている事ではないかと思います。それは歯科医院に行き治療してもやがて歯が駄目になるという事実です。確かに治療せずに放置していればもっと悪くなっていたかも解りませんが、そもそも歯科医師に病気を治す能力があるかという事への疑問です。

私がこのように考え始めたのは、なにも今始めてではありません。長年の歯科医師どうしの付き合いから の仕事の話や、実際治療をする時に感じたこと、そして自分の患者さんが再来院した時に感じたこと。

埼玉県に在る渋谷病院(048−771−0110)で勉強する機会があり、その勉強を通じて、さらには、歯科医師で波動治療や色々な代替治療をしている方の実践例、人間を丸ごと見て病気を治療しようというホリスティックな医学団体の方との出会い、免疫学の安保先生(新潟大学免疫学教授・・・医療が病を作る 岩波書店)の本や講演を聴いて、さらには、私自身が代替医療と呼ばれるホメオパシー(ヨーロッパの伝統医療)や、刺絡療法(日本の伝統的療法)、食事療法を勉強し始めてからです。

日本ホメオパシー医学会 http://www.jps-homeopathy.com/
井穴(せいけつ)刺絡研究会 045−231−2237 
日本自律神経免疫治療研究会  
http://www.immunity.jp/

そもそも歯科医師とは医師なのか、それとも医師ではないのかという問題があります。法律的には、口の周りの全ての病気の治療が可能なのですが、実際それをやれるのかとなると殆ど無理なことが解ります。何故かといえばそういう治療のトレーニングを受けている歯科医が殆どいないからです。差し歯や入れ歯、白くしたり 歯を動かして綺麗な歯並びにする事はそんなに難しくありません。

しかし、最も大切なことは差し歯や入れ歯にしないようにするにはどうすればよいかという事、又入れた差し歯や入れ歯が歯を悪くしない為には、なにを考えたらよいかという事、白くしたり、歯を矯正したりする時に医学的にすごいダメージを与えますので、それを避ける為には何を考えなければならないかという事が大事なのです。

今は解りませんが、歯学部では基礎医学として、医師と同じ教育を受けます。しかし内科や外科は授業だけで 患者を診ることも、見学することもありません。座学の教育というのは全く無駄なのですがそういうことに なっているのです。そして主な実習というのは、所謂歯を綺麗な形に削る練習や、詰めたり、差し歯や入れ歯を作る練習が多いのです。ここで問題なのは、歯の中からバイキンの塊である虫歯やバイキンで汚染された組織(血管や細胞)をどうやってとるのか、どうやって、歯の神経を損傷せずにバイキンを取れるのか等の教育も実習もなかったという事です。

お解りのように、学校でたてのひよこが仕事などできる訳がありません。普通ならば、どこかの研修所で無給ないしは薄給で仕事を憶え、それから専門的な歯科医や教育者あるいは開業するというのが普通だと思うのです。しかし、医師と違い歯科医にはそういう研修機関というのは、皆無です。その研修機関として設立されたのが上記の渋谷病院(歯科の総合病院、大学病院みたいなところ)です。

従いまして、まじめな人は何年か師匠にあたる開業医や大学病院でトレーニングを積んでから開業するという形になります。しかし、開業医は基本的に訓練するために若い歯科医を雇う訳ではありませんから、在る程度患者さんをこなせる事を要求する訳です。削ったり、被せたり、神経を取ったり、歯を抜いたりしますが特に教えながらという事は患者の手前いたしません。

従いまして、大学での座学の勉強からあまり変わらずに仕事をこなし、自信をつけてから独立することになります。ですから指導してくれる方から指導を受けながら技術をマスターした人に比べてレベルが低いのです。又、大学というところは歯科の大学なのに細かに分かれていて、何年も矯正歯科だけ、口腔外科だけ、補てつ(入れ歯や差し歯のみ扱う)だけ、という具合ですから歯科医として非常に偏ったものしか解らない、できない事になります。

私が卒業した20年以上前は歯科医が少なく、卒業したら圧倒的に殆どの人が開業医に勤め、大学に残った人は教職員を目指した人が若干いただけの時代でした。勤務から3−5年以内に開業するのが当たり前みたいな状況だったのです。
理由は開業医のレベルがその程度なので、俺でもできると誰もが思ったからかどうかわかりませんが、今になって考えれば、早くいい場所を確保して地盤を先に取り、いい生活に憧れたからではないかという風に推測できます。

私といえば、大学に残り歯科治療とは余り関係ない、全身麻酔を勉強していました。理由は歯科の治療等いつでも簡単にできるとたかを括っていたのです。しかしたまにアルバイトや歯科での手伝いで解かった事は、開業医というのは大学で習った事とは違う事をやるんだなというある意味では軽蔑にも似た感覚でした。しかし私はその開業医にも劣るなにもできない歯科医であったのです。

大学を退職して勤めた歯科医院も新鮮に思えたのは1年ぐらいで、後はとにかく技術を学びたい、どうしたらいいか教えてくれる所を探して四苦は八苦の状態でした。本も色々読みましたし有名な開業医や大学の先生の講演や講習にもお金を払い参加しました。しかし、話だけでは、実際にあまり役にたたないのです。開業医の勉強会である有名なスタディーグループにも参加したことがあります。しかし、発表を聞くだけでは、実力は付かないのです。

そして、近代口腔科学研究会(ススム会)いう勉強会を長年続けていらっしゃる団体の勉強会に参加して、初めて歯科での治療が医療ではなく治療でもない非科学的なものであるという結論に達したのです。ススム会というのは、渋谷病院の院長である飯塚哲夫先生が、医療として口腔を考え、現在の歯科治療を歯科医療として 進歩ではなく進化させる為に作った団体です。そこでは徹底した議論と、科学的思考をします。そして病院では、外部からも研修に通われメキメキ実力を付けていました。

まず、歯科の治療として差し歯や入れ歯がありますが、一生長持ちするものにお目にかかったものがありません。それ以上に入れ歯などはちゃんと良く噛めて、残りの歯が悪くならないように作られているものに会うことがあまりないのです。上記の渋谷病院での勉強会で判った事は、大工としての歯の治療であろうと、病気としての口の中の治療にしても、研修が必要だという事。特に医療関係に於いては、臨床研修即ちちゃんとした指導者の下で丁稚のような形でマンツーマンでしか技術は吸収できないという事実でした。

渋谷病院ではとにかく10年以上の勤務が普通で、それでも全ての科は習得できないという状態でした。
これは当たり前のことで、大学では主な科でも、1補てつ(入れ歯、差し歯)科、2.保存(虫歯、神経の処置、漂白、詰めたりする)科、3.歯周病科 4.小児歯科 5.口腔外科、6.矯正歯科 7.麻酔科他にも色々分かれ始めている状態ですから、大学に残るということはこのように細分化した治療の専門家でしかないわけです。これがなにを意味するかというと、大学に残っている先生は、患者さんを全体として考えられないという事です。従ってアメリカのように、大学卒業後矯正歯科ばかりしている先生は患者の歯が虫歯でも歯周病でも治せないしまず気がつかない事が多いのです。

それともうひとつ大事なことは、病気を治すという医師としての観点からすれば、町の歯科医院でやられている歯を削るなどという事が、医療ではなく傷害行為であり、なるべく避けるべき事なのだという事がわかります。病気を治す、体を傷つけないという事が医療の大前提とすれば、歯科でやられている事は傷害行為としか思えません。

そういう観点から、医師と歯科医師は必然的に分かれてきたのだと思います。即ち、医療行為ではなく、お口の中に何かの固形物や着脱自由な代物をいれる職人としての歴史です。ヨーロッパでは、歯学部ができ始めたのは1960年代ですから、それまでは医師で歯科の専門教育を3年程受けた方のみが、歯科の開業医としてお口の中の手術や切開、抜歯、或いは骨折の治療をやり、ついでに入れ歯や差し歯を作っていたという状況だったのです。

ところが、職人的仕事である入れ歯や差し歯、詰めたりする材料も多くなり、さらに歯科矯正等が入ってきますと、独立して勉強しないととてもじゃないが時間がないということになり、医師が片手間に歯科の仕事をやるのではなく、独立した歯科医が専門的に歯科の主なことと、それまで医師しか許されなかった切開や手術をできるように現在のような形になっていったのです。

ここで問題になるのが、医療として歯科治療をどう見るかという事とどうするかということです。基本は滅菌消毒の概念です。これがうまくできていないから、又痛くなったり、駄目になるのです。そしてばい菌を綺麗にとるという意味で歯の周りのばい菌を取れない方はなにをやっても難しいのです。(歯を磨かない人)従いまして、免疫力を高めたり、下げるような事を避けるしか在りません。

医療という面で考えると歯の中からばい菌を綺麗に、そして神経を傷つけないようにする事が大事で、被せたりすることは良くない事なのです。当然歯の矯正なども歯や歯肉、骨、関節、筋肉に問題を起こしますから、 やる時期と慎重な進め方が大事です。白くしたりする美容も慎重にしないと歯の表面のエナメル質が駄目になりすぐ虫歯でやられます。

同じ意味で、注射をすることも薬を付けたり服用させることもよくないのです。従いまして、注射は極力避けてゆっくりやること、痛い場合は少量、歯を抜く時などは、磁気麻酔など体に残らない物がよいと思います。そして薬ではなく、免疫刺激剤として薄いハーブのようなホメオパシーremedy鍼灸ツボ、一瞬瀉血する井穴・刺絡療法を使えば傷害がありません。

精神にも肉体にもやさしい免疫療法自然療法を治療コンセプトにして、目新しいものに惑わされず、安全、安心な医療を目指し、お口の中から入れ歯や差し歯、詰め物を一掃できるようにすることが目標です。そしていかに傷害が少ない治療をするかが大事なことと考えております。

それでは、一般的な口の中の病気についてそれぞれ説明していきます。
虫歯
取れた銀歯や差し歯が装着されている歯を見る度に、思うことがあります。バイキンの塊である虫歯が取れていない。こういう事はよくあります。歯を損傷せずにバイキンを取る場合、生きている歯では40分以上、死んでいる歯でも30分ぐらいかかるのが普通です。これをやらずに、銀歯や差し歯が装着されている事が多いのです。患者は気がつきません。早い、うまいでも直ぐ駄目になることを知らないのです。

○ではどうすればよいのか。
歯がバイキンにより侵され痛くなる訳ですから、バイキンを歯の中から綺麗に除去し、同時に歯の生きている部分である歯髄(神経や血管、細胞等)を損傷しないように注意する事が重要となります。その為には、効率を考えずに鋭利なスプーン状のもので少しずつ掻き出すことが大切です。そしてその時にも麻酔の注射などをし神経や血管に貧血の状態を続けないことです。痛みと本人の興奮度、ストレスの状態に関係がありますから、直ぐ注射などに頼らず,患者さんを落ち着かせ為に私の場合、Arg-nitというホメオパシーの薬を使います。
                       

これは不安な方や、緊張の為直ぐお腹が調子悪くなるような方に本来使うものですが、始めて見知らぬ歯医者などに来院した場合や恐くてたまらない人にも有効です。どうしても痛い場合はなるべく麻酔はわずかにし、ゆっくりやるしかありません。レーザーなどでは、確実に取れたという保証もないし第一神経を損傷する可能性がある訳ですから要注意です
 
 又、どういう場合に於いても、バイキン(主に唾ですが)が歯の中に入らないようにゴム(ラバーダム防湿)のようなもので隔離しながらやるのが賢明な方法です。いかなる処置でも唾液の中のバイキンがはいらないようにするのは常識と言っても良いでしょう。虫歯の治療の場合Arnicaという薬を使いますと後で神経が傷つくことが少ないのです。もし、きちんとバイキンが取れて、神経を損傷せずに済ませられたら、一度正確に作られた銀歯は半永久に悪くなる事はないのです。前述の渋谷病院では、沢山の歯科医師が在籍し虫歯の治療と銀歯を装着していますが、何十年と取れることも、悪くなる事もないのです。たまにそういう事があると、病院中が大騒ぎとなり徹底的に分析し二度とそういう事にならないように対策を検討するという事でした。入院施設もある所ですから、大学病院で失敗した手術の患者さんも沢山来ています。しかし大きな違いは、渋谷病院の歯科医師は入れ歯、差し歯、矯正、歯周病、口腔外科すべてをこなせる方が指導者として存在するということです。大学では、セクショナリズムがあり、他の科の事は触りませんのでまるで知りません。従いまして、全体として治療できないのです。

歯髄炎
 歯の中にバイキンが進入し、歯髄(歯の血管)が腫れて痛くなったり、腐って骨の部分に炎症が起こることですが、原因がバイキンですから硬い歯の中からバイキンや歯の削片を押し出さないように、器械やレントゲンあるいは指の感覚に注意しながら、硬い部分のバイキンの塊である虫歯や、腐りやすい血管の部分を除去し傷が治るのを待ち密封、閉鎖します。痛みを伴う事が多いので患者が来なくなる一番の原因です。ところが痛みがなくなると治癒したと思い込み、来なくなり、歯の中にバイキンが入り、除去が極めて悪くなることがあり悩みの種なのです。又、バイキンを残したまま、或いは、まだ、痛みが存在するにも拘わらず銀歯を被せる歯科医が多くて困ります。それは、この治療の採算が悪くお金にならないからです。それと患者さんも何回で終わりますか?とか聞く事が多いので、まだ終了してはいけない時に詰めて被せるという事をやってしまうのです。従いまして、被せた後もずっと違和感があるとか、何年かして、顎の骨に膿みがたまったり、空洞ができる事になります。この歯の中の治療を根管治療といいますが、途中で穴をあけたり、歯の根の骨との境目を損傷するとまず治癒は難しいのです。しかし、よく失敗が起こりやすい処置なのです。ひどい失敗の場合は
やり直しができません。くれぐれも最初の治療の先生を選ぶ事です。
 バイキンが歯の中に進入しないようにする事がとても大事なことですから、バイキンがいなくなっている事を確認してから詰めたり、被せたりするものなのです。被せるのはあくまで、歯が割れるのを防ぐとともにバイキンの進入を防ぐという意味が大きいのです。この治療には、各種のホメオパシーの薬を使い神経を損傷しないようにしますが、神経を除去する時には、Ruta というものを使うことが多く、これは元々骨の損傷等に使いますが転じて歯髄の治療中の不快な症状の除去に極めて有効です。この治療は滅菌、消毒、そしてバイキンを顎のほうに押し込まないように、技術的にとても難しい行為です。保険統計上、半分は失敗しているのを皆さんは知っていますか。又、前述の渋谷病院の分析では、奥の歯の場合、8−9割失敗しているという事です。30年に渡る渋谷病院の統計では、この成功率が98%なのです。アメリカの専門医でも80−90%の成功率だというのにです。理由は徹底した滅菌、消毒と、科学的考え方、指導者による徹底的チェックにより、新人の失敗の防止があります。それと、患者によく説明して、病気は約束して期限までに治るなどと言わず、おおまかな回数だけを話し、被せることは治療でもなんでもない事をお話しすることです。時間がなければ、
落ち着いてから治療しても構わないのですから、良く考えてから治療を受けましょう。医学的な事を無視してやれば、治療不能という事も多いのです。


歯周病
 歯の周りのバイキンが、歯と歯ぐきの間の溝に入り込み増殖し、対抗手段として骨が溶けバイキンが骨の中に進入するのを防いでいるのが歯周病の実態です。体は常にバイキンが進入するのを防ごうとしているのです。
今まではこのバイキンの増殖を防ぐ為に、糖分の制限と歯ぐきの強化とバイキン除去のためのブラッシングが推奨されていましたが、見逃してならない事は免疫との関係です。どんなにバイキンが一杯存在しても歯周病にならない人がいるのをいつも不思議に思っていました。しかし、免疫を勉強するとその意味が良くわかるのです。新潟大学免疫学教授、安保(あぼ)先生は、免疫細胞と自律神経の関係を科学的に明らかにした方ですが、免疫細胞というのはバイキン、ウイルスや不良な体の細胞(例えば癌細胞等)や異物と呼ばれる自分の生きた正常な細胞以外の物を除去する為に存在する警察官や軍隊のようなものです。
 これらの数やバランスが悪くなると当然、排泄除去能力が下がりますから病気になります。いままでそのように考えられてきたのです。免疫細胞の主な物は、顆粒球というバイキンや大きな異物を除去してくれる物と、リンパ球があり、正常な人ではその比率が54%対39%だということと、数は、前者が3600ヶ/mm   後者が2500ヶ/mm  ぐらいなのですが、色々な状況でこの比率や数が変わるのです。バイキンが傷口から進入すると顆粒球が増え、風邪やインフルエンザなどのようなウイルス疾患にかかるとリンパ球が増えてくるのです。
しかし、福田先生という外科医の調査によりこれ等の比率や数が気圧と関係するというのを突き止めたのです。
そればかりではなく、この二種類の免疫細胞は自律神経とよばれる交感神経と副交感神経により数を左右されていることもつきとめたのです。
 自律神経というのは、頭の命令で動くのではなく、勝手に24時間内臓を動かしたり呼吸をさせたり人の意思とは関係なく、体の中の正常な状態を保つために働いているのですが、これ等が免疫細胞を直接支配しバランスをとっていたのです。そしてこの自律神経の中枢が感情などの影響をうける大脳辺縁系という場所であり、当然人の感情等を感じる脳の表面(大脳皮質)から影響をを受けているのです。

悩み、不安等の感情の乱れ ⇒自律神経の乱れ ⇒免疫細胞の乱れ ⇒病気の発生

歯周病には、関わり方は少ないですが、全身の病気を考えるととても当てはまります。例えば、仕事のストレスから、胃潰瘍、十二指腸潰瘍になるなどです。免疫のバランスを崩す原因は他にもあります。食べ物や、化学物質、気圧、薬(人工的に作られた物)、環境、老化などです。

特に、精神的、肉体的ストレス、食べ物等は日々の生活に関わりがありますから、優先順位としてはこれが重要と考えられます。その対策として

具体的には、

1.ヨガや座禅、瞑想のように、心を落ち着かせる方法(医学的には自律訓練法といいます。)

2.前記と同じ様な効果をもたらす、音楽や、芳香材(アロマテラピー等)
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3.ホメオパシーなどの物質性を排除した薬(植物やミネラル、小動物を極めて薄く使う為極めて安全です。)
や、漢方、各国に存在する伝統的な薬草学に基ずく薬

4.昔から存在する食養生法、特にヨーロッパでは、ファスティングと呼ばれる解り易くいうと、半断食がありますが、日本にも昔は断食道場があったくらいですから、食べすぎがいかに体によくないか解ります。
他にも、しばらくの間生野菜だけを取るという方法で宿便を取る方法等もそうです。

5.中国医学に代表されるような、気の概念に基ずく、鍼灸、中医学,気功等

6.その他
ここで、私が薦めるのは、もちろん普段の食生活の改善ですが、それとともに歯ぐきを鍛えるマッサージ方法や緊急の場合は、鍼灸から発達した刺絡療法やホメオパシーです。但し、ストレスを緩和するというタバコは歯周病にとっては、最悪ですから中毒だとしても止めない限り治癒は難しいのです。当方では、ホメオパシーのレメディーを使い禁煙、節煙治療を行っております。

知覚過敏
虫歯の場合もありますから、先ずそれをチェックします。その後知覚過敏の場所をよく調べ、歯ぐきとの境目が削れているようでしたら、そこにしみ止めの強い薬を作用させたり、皮膜を作るニスのようなものを塗り一時的に遮断したりします。予防的には削れている所にセメントや詰め物をしたりします。ただ、自律神経の乱れが引き金になる事もありますから、全身的に体に異常をきたしている場合は刺絡療法や、ホメオパシーで自律神経を調節したほうが何度も繰り返すのを避けられるかもしれません。

口内炎
アフター性口内炎が多いのですが、この場合痛む場合はその部位に塗り薬を塗ります。これ等も全身と関係がありますので自律神経等の乱れを調べ、それが在る場合はその処置をホメオパシーで行う方が何回も繰り返さなくてすむ事が多いのです。但し、歯の中にバイキンが残り、そのせいで膿みが出る穴が歯ぐきに開き、それを口内炎と勘違いする場合もありますので、鑑別が必要です。

顎の周りの筋肉の痛み
何処が痛いのか良くわかりませんが顔の周りや耳の近くが痛む場合、歯や歯ぐきに異常がなく、上下の顎の周りの筋肉に痛みがある事を歯の周りの痛みと勘違いしてしまう場合があります。これは、ストレスに伴う強い歯ぎしりストレスそのものにより起こります。上半身の肩こりや筋肉の凝りもある事が殆どです。こういうものを、顎不全症或いは以前は顎関節症と呼んでいましたが、この場合自律神経の調節をする為に、刺絡療法やホメオパシーを使います。しかし筋肉の痛みに対しては、鍼灸や刺絡療法の方が良く効きます。この場合差し歯やブリッジにする時に噛み合わせを狂わせたり、歯が抜けたまま放置した為に歯が移動し噛み合わせが異常となり、噛む時にストレスがかかるためそれが引き金となる事もあります。
 
舌の灼熱感、痛み(舌痛症)
舌痛症と呼ばれる舌の灼熱感を感じる病気は、全身的な病気の一つの現れだと考えられますので、この場合前記の様に刺絡療法やホメシーを使います。

口臭、口臭感
虫歯や、神経まで腐っている歯がある場合や歯周病が在る時に臭いますが、そういう事がなく又、胃などにも病気がなく臭いを本人だけが感じる場合、刺絡療法やホメオパシーを使います。

ドライマウス(口の中が乾燥している、感じる)
これは交感神経の緊張によるものと考えられますので、刺絡療法やホメオパシーを使います。

刺絡(しらく)療法
自律神経の乱れが、免疫力のバランスを崩し病気になるという前提で構成された学問です。もともと、中医学の中にあったものを、横浜の内科開業医の浅見先生が独自に発展させ確立された学問です。手足の井穴(せいけつ)というツボを針で刺し、その痛みと出血を何回か繰り返す事で自律神経を調節し気の流れをよくして病気を治癒させる方法です。自律神経の調節という意味では、鍼灸や漢方にも近く又、ヨーロッパの伝統的なホメオパシーにも似ています。
要点は、指のツメの生え際の所に経絡の出発点があり、ここは自律神経のツボでもありますので、ここを刺激する事により全身の交感神経、副交感神経を調節し、血の流れを改善し病気を治癒させるという方法です。
反射的ですから、血流の改善を直ぐに感じたり痛みが即座になくなる事が多く、急性疾患にはかなり良い治療といえます。但し、もちろん慢性疾患でも、血流の改善によりじょじょによくなります。手軽で、安全な方法といえますが、刺すという事に嫌悪感が強すぎたり肝炎などの病気に罹っている場合は、出血させずレーザーを使います。しかし効果はあまりよくありません。

ホメオパシー

これはヨーロッパにおいて200年以上前にドイツ人医師、サミュエル、ハーネマンが確立した治療体系で、解り易くいいますとワクチンと似たような作用により、病気を治癒させる方法です。簡単で安く、副作用が少ないそして、急性でも慢性でも良効きますが、慢性疾患の場合5年以上の勉強と経験が無ければなかなか難しいという事があり、普及しない理由の一つになっています。
天然の物を使いますが、既存のハーブ療法や、漢方と違い、際立っての違いはとても微量だという事と振とう撹拌により効果が強くなるというなかなか理解しがたい治療法です。
理屈を考えると、混乱し話が先にすすみませんので、薬草の有効成分がある種の電磁気な形で受け継がれ効果が在ると考えるようにしていますが、本当の科学的な事は鍼灸や漢方と同じで良く解明されていません。しかし、何百年も受け継がれている治療法で人間にも動物にも効果があります。
現代医学風に申しますと、人の免疫、自然治癒力に刺激を与える事により病気を治癒させる方法です。
ですから、私は免疫療法の一つと解釈して知らない方に説明しております。
その2つの基本原理は、
                      7
1)Like cures like
似たものが似た症状を治癒するという意味です。
例えば、ワクチンというのは、弱いウイルスやその断片を体に投与し、そのことにより抗体というウイルスを捕まえてくれる免疫機能ができる為に、ウイルスがやって来てもこれにより病気にならずに済みます。
もともと、ハーネマンは好奇心旺盛な天才医学者でしたが、当時の血を抜くだけの外科手術(何故か、こういう訳の解からないことを医師というのはやるものですね。もしかしたら、現在もかも)や副作用の強い砒素や水銀(現在ならば考えられない事ですが、でもいまでも薬の副作用は強いですね。)を使うために仕事が嫌になり、もっぱら翻訳の仕事をして生計をたてていました。その時マラリアの特効薬である、キニーネという薬が苦いから効くという論文を見て、疑問に思い、自分で試しにキニーネを服用したのです。すると、マラリアと同じ症状が出てきたのです。そのことにヒントを得て同種療法である、ホメオパシーという学問を研究し体系化していったのです。

2)The Minimum Effective Dose
最小限度で効果的な投与を行う。
有毒な砒素や水銀もどんどん薄めていくと、副作用が少なくなり、反対に薬として使えるようになります。
ハーネマンは、ある時薄めていっても、振とうと撹拌を繰り返すと薬の効果が反対に強くなるというのを発見しました。これにより最小限度でも薬の成分ではなく、なんらかの形で人間の自然治癒力を刺激し病気がよくなる事を発見したのです。ただ自然治癒力というものを刺激するだけですから、ほんの1粒、2粒でもよい訳なのです。副作用もなく、害もない治療法です。

歯科の治療について

1.差し歯、ブリッジ(歯を削り銀歯でつなぐ事
一般的には、こういう事をやるのが歯医者というイメージだと思います。これは医学的にいえば歯を削り傷を与える訳ですから、傷害行為であり歯の寿命を短くする基となります。ですから長持ちしたいならば、バイキンは取らなくてはいけませんが、極力健康なエナメル質を削らないことです。それと残りの歯も極力削らないようにすることです。従って、バイキンを取った後は何かで埋める事で良いと思いますが、神経を取った歯の場合、奥歯であれば少なくとも噛み合わせの部分だけは金属に置き換えないと、歯の破折の原因となりますので、この部分だけは削り金属に置き換えます。金属の適合性等の問題もありますが、極力削り被せない事が歯の寿命を長くさせる方法です。従いまして、前歯の場合等は神経を除去したとしても、接着剤だけでセメントをつければ悪くなることは少ないのです。削って差し歯にした方が寿命は短いのです。
残念ながら、歯が折れたりした場合は差し歯にしなければなりませんが、その場合、補強として金属のくいを歯の中に入れることが一般的です。しかし、この時にバイキンが顎の方に進入しやすいので注意する事。くい自体がくさびとして歯を破折させやすいので避けるべきです。歯ぐきから上の歯の部分を何とか確保し、破折と差し歯の脱落防止を同時にさせれば、取れにくく、破折しにくい差し歯ができる事となります。歯の中に金属の心棒を入れない!
でも一番大事な事はバイキン以外は歯を削らない、即ち差し歯にしない事が一番大事です。エナメル質を削った瞬間より歯の崩壊が始まるということです。
             
それと、最近金属アレルギーや、金属間の微弱な電流により全身に変調をきたす方がいるのです。又、歯の中に残っているバイキンが噛んだ時に体中に運ばれ全身病の原因となる事があります。
これらのことは、西洋医学的なアレルギー検査では時間と手間そして患者さんの苦痛が大変で、中々実行に移すのは難しいのですが、ドイツやアメリカ製のEAV(Electro Acupuncture according to Dr.Voll、ドクター・フォルによって開発された生体電気的東洋医学治療のこと)で検査すれば、苦痛もなく、簡単に原因が解かり金属除去と電気的情報を体に送るだけで病気がよくなります。
問い合わせは
イサオ歯科クリニック、TEL&FAX 044−744−1181 E-mail address info@net-dental.jp
高輪クリニック 03−3449−4909
 
2.歯の矯正について
歯の矯正については、私が、麻酔医から一般歯科そして噛み合わせの勉強を終了後学び始めた訳ですから、専門としている訳ではありません。然し、医学としてみた場合、矯正そのものはその名のとうり非生理的なことなのです。例えば昔の中国には、女性の足は小さいほうが良いという事で纏足(てんそく)という習慣がありました。硬い靴型を履き、足を小さくしようとしたのです。その結果起こった事は足の変形で、まともに歩けない方が多かった様です。中世から近世にかけてのヨーロッパでは、ウエストを細く見せる為きつく絞り込んだ故に、背骨や内臓がおかしくなった女性が多かったとか。では、一般的に矯正専門医がどのような形を取り、専門医となったかをお話ししましょう。大学では色々な科に分かれている事はお話しました。大学の6年間の教育だけでは何もできないのはあたり前ですから、専門医になろうとする場合、矯正学教室に残り大体5年以上残り技術を習得します。開業医に勤めた場合は、技術の習得はもっと早いかもしれません。どちらにしても5年以上集中してやらないと、開業できるだけの技術は身に付かないということでしょうか。しかしここで大変大きな問題が横たわっているのです。それは、歯科治療の経験が無い、そして開業後は歯並び専門のことしか勉強しませんので、医学的あるいは、歯科学的にどういうマイナスがあるか解からないということです。埼玉県にある、医療法人相生会渋谷病院の飯塚先生は、口腔外科の大学院を出られた後、フランスのパリ大学
口腔科・・・顔面の外科と口腔の外科を主にやっている部門です。それから、アメリカの補綴(ほてつと読みます。入れ歯、差し歯、噛み合わせを勉強する所です。)科に留学し、同時に歯内療法科(神経を取るとかそれにまつわる処置をする科です。)を勉強されたのですが、矯正に関しては、独学です。そして大した能力は要らないといつも言われていました。実際歯を動かすには大した能力はいりません。然し、歯が虫歯にならないように、歯周病にならないように、噛み合わせが狂い顎がおかしくならないように、そして歯自身の神経が切れたりしないようにすることは、大変むずかしいのです。
矯正医の欠点は、そういう事に全く無頓着で歯をぐいぐい動かすことです。綺麗になった。10年経ったら歯がどんどん抜けていってしまった。
全く話にならない話です。
しかし、よく起こる事ですから、矯正医が専門家だと思わずに、矯正中に歯の虫歯や歯周病、そして小さなレントゲンなどを取り、埋まっている部分がおかしくなっていないか(よく溶けて小さくなることがあるのです。)を観察しているか、注意してください。
矯正治療中注意しなければいけない点について

1.歯根吸収
歯を動かすと、多かれ少なかれ、骨にうまっている部分は溶けて短くなります。これを少なくするのが歯の寿命を延ばす秘訣です。従いまして、矯正治療中には、常に歯の動揺や歯科用の小さなレントゲンを取ったりしながら、注意深く観察することです。もし、吸収がひどくなりそうな感じがしたら、そこで一旦中止するのも医学的には大事な事です。よくひどくしみる方がいますが、其の歯が将来神経が切れて死ぬ確立が高いということを憶えておいてください。

2.歯周組織の障害(歯ぐきや骨が悪くなるという事です)
歯が動くという事は、進行方向の骨が溶け、反対側に骨ができるから動くのです。しかし、いずれにしても
以前の状態より必ず悪くなります。医師としては、早く綺麗にしてあげる事も大事ですが、よけいなところが動いたり奥歯の噛み合わせがおかしくならないように注意しなければいけません。第一、歯の表面に金属の突起や歯と歯をつなぐワイヤーがついている訳ですから、汚れが溜まりやすく取れにくいのです。もし、汚れが取れず歯周病に罹っている場合、矯正の力を加えますと破壊的に骨が溶け始め元には戻りません。
統計によりますと、矯正患者の多くは歯周組織の傷害を受けませんが、約10%の患者はかなりの傷害を受けるといわれています。
○ どうしたらよいのか?
先ず、歯周病の検査をして問題がある場合其の治療を優先すること。矯正治療中は磨きにくいのですが、ブラッシングを徹底させる事です。定期的検査では、歯が動いた事よりも虫歯がないか歯周病に罹ってないかの検査の方が大事です。万が一虫歯や歯周病になっている場合はその治療を優先させるべきです。

3.歯髄障害及び失活(神経が傷害を受けたり死んでしまうという事です。)
歯に強い力をかけて動かす訳ですから、歯の中の血管も影響を受けます。若年者の場合歯の骨に埋まってる部分は短く、其の分血管が太いのです。だから、矯正力をかけても対応力がありますが、成長し根の部分が長くなり血管が先端のところで細くなると血液のながれが悪くなりますから、矯正力に対応できにくくなります。
即ち、大人になればなるほど、歯の矯正をすれば傷害や死をきたしやすいという事になります。
骨の成長とも関係ありますから、適した年齢は12歳―18歳前後となります。

4.歯質の脆弱化および虫歯の発生
矯正治療中は、磨きにくいという事と汚れ(いわゆるバイキンの塊)が付きやすい為、バイキンによって作られた酸により脆くなります。エナメル質が白くなるのがそういう状態ですが、初期の虫歯と考えてよろしいでしょう。当然進行すればバイキンがさらに歯の中に進入し巣である虫歯となります。

○ どうしたらよいのか?
フッ素の使用や丹念なブラッシング、専門的に掃除してもらう事です。

5.装置による痛みや傷害
矯正というのはもともと非生理的なものですから、痛みが出やすいのです。血管が切れそうになる時の痛み
だと考えられます。体はそれに適応して活発に変化しようとして痛みが出るのです。然し、度を過ぎると後々の神経や血管の死を招きますので注意が必要です。特に歯を動かそうとして矯正装置の歯を引っ張るワイヤーを付けて新しい力が歯にかかった時に起こりやすいのです。特に強い力でないならば数日間で収まりますが、
金属ですからそれらがはずれて歯ぐきや粘膜に損傷を与えないように注意しなければなりません。

6.アレルギー反応
矯正装置のニッケル、chromium,コバルト、接着材としての化学成分、レジン、ゴム等に対して生体がアレルギーを生じる事があります。特に、免疫系統の異常とともに近年起こりうる可能性が高いので注意が必要です.対策としては、原因を特定してとりあえずアレルギーの原因にならない物を使うか、難しい場合は、アレルギー治療を優先させた後に行う事です。ホメオパシー,刺絡療法を使う。

7.T.M.D(顎不全症)・・・口が開かなくなったり、関節の所が噛むと痛くなったり、自律神経失調症のような感じになる事です。
矯正する時に気をつけなければならない事は、矯正専門医とは違い、奥歯の噛み合わせをあまり変えずに、見た目の前歯6本だけを変更させるというのが、噛み合わせを専門とする歯科医師の考え方です。できない場合もあるでしょうが、なるだけ噛み合わせに大きく変更を加えずに美容として前歯だけを本人が気に入る所まで動かしてやれば良いと思います。顎不全症の原因としては噛み合わせはあまり関係ないというのが、現在の
学問的な見解ですが、精神的、肉体的にストレス等が加わった場合発症しやすいし、上下の顎に引っ掛ける2級ゴムや3級ゴムの使用、headgearやface-bowの使用により強いストレスが加わり発症する事があるので、注意が必要です。発症した場合は一時的に治療を中止し、ホメオパシーや刺絡療法で治療し完治してから慎重に進めるべきです。

3.入れ歯
歯が無くなった場合、歯と歯を削りつなぐ事をブリッジといいますが、削るという歯にダメージを与える事をやる訳ですから危険性が必ずあります。特に神経が無い歯をつなぐ場合、反対の歯が入れ歯とか噛む力が弱い場合は良いのですが、健全な歯が揃っていて又ストレスから歯ぎしり等をしていたり、食いしばりがひどい場合、ブリッジの土台となる神経が無い歯は、割れる事が多い様な気がします。従いまして基本的には、歯が無いところは入れ歯が良いと思います。然し、誰にもあまり喜ばれない事が多いのです。
 入れ歯は、たくさん歯がなくなりブリッジにできない場合に装着する事になります。大事な事は、医学的に、残っている歯や歯ぐき、粘膜に損傷を与えずに良く噛める入れ歯を作るという事です。簡単そうで極めて難しいものなのです。残っている歯にワイヤーをかけて動かない訳ですから、噛む時に入れ歯が動くとまずい訳です。従って噛み合わせの技術と磨り減らない材料を使う必要があります。部分的入れ歯の場合、硬い金属の土台の上にプラスチックの入れ歯の本体、そしてセトモノや金属の歯が適しています。保険の場合は値段的にも材料的にも良い入れ歯に期待するのは無理なのです。歯が駄目になるだけではなく、そもそも入れて痛くないとか良く噛める事というのは難しいのです。

4.インプラント
歯科関係で一番トラブルが多く、訴訟になりやすいものです。歯とインプラントが同じものだと考えている方が多く、問題をよく整理してお話しします。
歯は顎の中に埋まっていますが、実は骨の中に埋まっているのではなく歯根膜という繊維組織の中に存在しているのです。薄い膜なので、中々解かりにくいですが、これこそが、歯を物ではなく生きたものとして存在させている要なのです。この歯根膜という繊維は実は神経組織でもあり、歯に加わる力を脳に伝えそれにより脳から顎の筋肉に指令が出て噛む力をコントロールしているのです。又、歯周病の原因菌が骨に進入するのを防ぐという役目を担っているのです。この歯根膜が存在しないインプラントという物は、噛む力を調整できませんし、歯周病を防ぐ事ができません。歯ぐきと骨を切り裂きインプラントを植え込み骨とくっついたとしても、噛むという力が加わると必ず問題が起こります。歯は生きていますから、動きますがこのインプラントは動きません。従いましてつなぐと必ずどちらかがやられます。ちょっとした歯ぎしりや食いしばりにも弱いのです。
やる時は、永遠のものではなく悪くなりやすい物だという覚悟が必要です。
 そして、手術をする場合病原菌が感染しないように滅菌、消毒に十分注意し、骨と結合した後差し歯にする場合噛み合わせに注意し材料もかなり高価なものを使わないと即座に問題が生じます。

5.噛み合わせの病気
噛み合わせが、差し歯にも入れ歯にも矯正にも重要な事は解かりますが、どういう事なのかという事が解からないことが多いので、ここで説明します。
出生から顎の筋肉とともに発達しはじめた顎は、お乳を吸うために発達していきます。歯は遺伝的に大きさや
生える順番は決まっていますから、その生きるための行為により生える方向や噛み合わせが決まってきます。

目的に沿って発達するのです。筋肉や飲む、食べるという行動に合うように適合していく訳です。そして効率的に良く噛めるように成長していきます。従いまして食べるものやストレスに伴う歯ぎしり等に順応して変化していくわけです。ここで何らかの原因で虫歯や歯周病になったり、綺麗になる為に歯の矯正をする場合、この自然の摂理を汚すような事をすれば、問題が生じてきます。(歯医者さんがやる事はどうもこの関係を狂わせてしまう事が多いようです。)医療は常に間違いを犯し、其の積み重ねで現在があるということです。私も色んな理論や新しい技術というものを勉強したり、使った事がありますが、やったほうが本当に良かったか今でも考え込んでしまいます。噛み合わせの病気でいえば、まず歯が反応します。(しみたり、動揺したり、歯折をおこしたりします。)それから歯周組織、骨、最後に筋肉ではないでしょうか。これは、患者さんの抵抗力、ストレスの度合い、年齢、性格なども関係します。従いまして、新しく差し歯や銀歯を入れる場合以前の状態に問題がなければ、なるだけ其の形の記録を模型としてとって置き新しいものを作る時の参考にすべきなのです。そういう事をせず作られるため、しっくりこない、強く当たり過ぎて痛む、歯が動き歯の間に物が詰まる原因や歯周病がひどくなる、筋肉が痙攣を起こし口が開きにくくなる、或いはそれらの事が引き金となり(ストレスに輪をかける)全身的な症状を来たす方があると考えられます。
 従いまして、歯科の受診後、体に変調を来たした場合は、歯科治療そのものがストレスの原因なのか元々強いストレスを感じて歯がおかしくなり受診したのか区別する必要がありますし、金属のアレルギーの問題もストレスや体の抵抗性の減弱と関係がありますので良く調べる必要があります。
現段階でいえる事は、全身的な抵抗性、免疫力との関係で、起こるか起こらないかが決まるという事です。

日本ホメオパシー医学会認定医
日本ホメオパシー医学会 http://www.jps-homeopathy.com/
イサオ歯科クリニック、東洋医学、伝統医学治療院 044−744−1181
http://www.net-dental.jp/