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代表 松下がお送りします。net-dental http://www.net-dental.jp/
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<今週のポイント>
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ご挨拶 ●生体に於ける微量金属 ●微量な抗原や病原物質を使う治療法 ●ホメオパシーに於ける問診 ●心の栄養について ●今週のおさらい ●あと書き
──────────────────────────────── ここのメールレターは、まぐまぐ を通じて皆様 に配信しております。
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こんにちは。 net-dental
代表の松下です。 6月7日にホモトキシコロジー(ドイツの近代ホメオパシー)の研究会 に参加して参りました。
使うものは、ホメオパシーと同じものですが、考え方は全然違うようです。 ホメオパシー発祥の地であるドイツでは、難しい古典的ホメオパシーは すっかり衰退し、より簡単に医師が処方できるように独特の考え方で構築
された近代ホメオパシーが主流だそうです。
効果については、時間がかからないだけに再発しやすく、レメディーを 頻繁に取らざるを得ず、診療所に何度も来なくてはならないようです。
医師としては手間が省けてよろしいですし、患者が殺到した場合 などはしかたがないとしても、患者サイドにすれば何度も来院したり 診察を受けねばならないという欠点が出てきます。
両方出来る先生は使い分けているそうですが、両方やるということは おそらく虻蜂取らずになると思われます。ホメオパシーであらゆる患者 を治療しようとすれば、とにかく集中しても5年ぐらいの年月は必要
ではないかと私は考えているからです。
ところで、最近平日の朝に仕事に行く道筋を変えて商店街のパチンコ 屋の前を通りかかったところ、沢山の若い男の子、若者が台を求めて 並んでいるのを見ました。
月に一回行く請求書の提出の時も気になったことでしたが、平日の朝 から並んで生産性が無いギャンブルに時間をつぶす人間がいる事に 衝撃を受けました。少子化で負担がどんどん増えて行く世代なのに
何とか働く意欲や希望を与えられないものかと考え込んでしまうのです。
いい悪いは別にして、生きていく為の技能訓練や肉体的鍛錬をさせない と、国事態が衰退していくのはあたり前のような気がしてきました。
感動を与えたり心を震わせるような仕事或いはそうした事を成し遂げた 人の話や現実を教えないといけない感じがするのです。
これは私たち大人の責任なのではとちょっぴり反省してしまいました。
何か夢中にさせる物をあげないと!
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●生体に於ける微量金属について
動物には、栄養源としての炭水化物や脂肪、たんぱく質以外に微量の栄養素 が必要な事は皆さんご存知だと思います。
主な微量栄養素とは、ミネラル、ビタミン、必須アミノ酸等です。
ミネラルの中には、よく知られたカルシウムやマグネシウム以外に 微量ミネラルというものがあり、具体的には鉄、銅、亜鉛、コバルト セレン、クロム、マンガン、臭素、フッ素,ケイ素、ヨウ素、モリブデン などが必要です。
さらに、有毒のようなルビジウム、鉛、アルミニウム、カドミウム、ホウ素 バナジウム、ヒ素,錫、ニッケル、リチウムなども微量ですが必要なのです。
微量だからこそ有益なのですが、大量に体の中に進入してくると排泄の為に 他のものが同時に排泄されることになり病気の状態となります。
昭和40年代に問題となりました公害病である、水俣病や富山のイタイイタイ 病というのは、カドミウム等の重金属を体の中に大量に摂取した為に、排泄 しようとして、同時にカルシウムの排泄が必要となり骨が溶けるという
現象が起きたのです。これに伴い激しい痛みが生じ、患者が「痛い、痛い」 と叫ぶのでこういう病名になったそうです。
少し寄り道になりましたが、生体内には微量な物が必要ということを 伝えたかったのです。
●微量な抗原や病原物質を使う治療法
1.減感作療法
アレルギー性鼻炎などに使っていた治療法ですが、アレルゲンと呼ばれる 原因物質を、最初は少量、そして少しずつ増やして体の中に注射で入れて いく事により
、体の慣れに期待する方法です。
今も使われているか知りませんが、ショックを起こす事があるので要注意 です。
2.ワクチン療法
同種療法であるホメオパシーが確立したころ、同じように確立した 治療法で、わかり易く言いますと、病気を起こす病原菌やウイルス を少量、或いは断片を、生きている人間に投与する事により抗体という
病原菌やウイルスを殺してくれる物を人間の体の中に作らせる方法 です。よく私達が使う「免疫」という言葉はここから来ているのです。
このワクチンにもアレルギー反応があり、ショックを起こす事が あります。
・・・・話は反れるのですが、東京医科歯科大学、寄生虫学教室 の教授である藤田先生は、とても面白い方で、寄生虫を友達やいとしい 人のような感じで本で紹介しています。
そして、なんとサナダ虫の一匹を恋人のような名前をつけて、 自分のお腹の中に飼っているという少しゲテモノ好き?な先生 です。
お会いした感じは、気さくでいつもにこにこしていますが、ウンコ や寄生虫の話が主体ですから、女性や食べ物にこだわる方には ブラックユーモアかもしれませんね。
この先生の話の中に東南アジアの寄生虫の話があり、その中で、 現地の人にはアレルギーやアトピーなどの疾患が全然無いとい う事実を教えられました。
これが何を意味しているかと申しますと、寄生虫が体に良くない という事で駆除して来た訳ですが、それにより免疫細胞は対象 となる物を失いアレルギー等の過剰な反応を起こした、という 事実です。
過ぎたるは及ばざるが如し、禍福はあざなえる縄の如し
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●ホメオパシーに於ける問診
急性期と慢性期に分けて考えないといけません。
急性期で問診などできない時は、その症状と簡単な事を2〜3尋ねる ぐらい、当然本人ではなく家族や他人に聞くという程度で処方します。
従いまして、慢性疾患と急性疾患では処方するものが違う事があるのです。
今回は慢性疾患に対しての本格的問診について、説明していきます。
私達がホメオパシーを習っているイギリスホメオパシー医学会会長 Bob先生は、その講演の中で、患者を診るという行為は先ず患者が 診察室に入ってきた時から始まるとお話されていました。
問診といいながら、実は患者さんの観察が一番大事だという事を 強調されていたのです。
ホメオパシーで大事なのは、患者さんを丸ごと観察してこの人を 癒す、治すレメディーはなんなのかを探すことなのです。
病気に効く訳でない為に、その人の全体を観察して一番その人の 状態を表す強調されたものをヒントに処方を進めて行きます。
診察室に入ってきた時にキチンとした身なりで、洋服にも髪にも 手入れが行き届いていればArsenicum
alb.を思いつき、私?のように
髪ぼさぼさ、洋服など着れればなんでもいいや!自分勝手に理想を まくし立てるような感じであれば、Sulpherではないかと推論して 行くわけです。
なにもこれで決め付ける訳ではありませんが、clssical
homeopathy の大家であるGeorge
Vithorcus先生などは、患者が診察室の扉を あけてきた時の開け方、声、歩き方、顔、しぐさなどで殆どレメディー
が解かり、後に色々問診して得られたデータにより導きだされたレメディー と余り変わらないという事を聞いたことがあります。
ホメオパシーは観察学であるというのが、今の私の見解です。だから こそ病気より、色々な精神的、全身的なことを聞かれる事に初めての 患者は戸惑いと困惑を感じ、変な事を聞いてくる変な医者だな〜と
拒絶される方もあるかもしれません。そして、根堀葉堀(ねほりはほり) 色々な事を聞くことに対してどうしてこんなプライベートな事 を聞くのか理解できず、不信感を抱く事さえあるのです。
誰でも秘密にしたい事があるでしょうし、丸裸に耐えられる程 人は寛容ではないでしょうから。
ホメオパシー的問診ついて
3つの主な要素があります。
1.従来の病歴
2.患者の生理
3.精神的な状態
1.従来の病歴について
病歴といいますと、皆さん、何歳の時ハシカに罹り、痔を患いという 具合に病名を羅列されますが、ホメオパシー的に大事なのは、現病歴 即ち現在の症状であり、病名ではありません。
その症状も完全な症状かどうかで重要性は違います。 完全な症状とは、次の4つがはっきりしているかどうかです。
1.原因
aetiolpgy 2.部位 localization 3.感覚
sensation 4.モダリティ modality
原因・・・何時頃から始まったのか、どのようにして始まったのか 例えば、外傷や死別などの精神的トラウマなどです。 レパートリーという精神や生理や肉体の症状から、 当てはまるレメディーを羅列してあるホメオパシー 独特の辞典には、それらについてかなり詳しく載っています。
レパートリーというのは症状別にレメディーを調べる辞典で、例えば、 不安から発症ということで調べてみると、これは精神分野ですから Mindの”Ailment
from
”から調べていきます。
すると沢山の該当するレメディーが出てきます。さらに色々な事から それを絞り込んでいきます。
部位・・・その症状を実際何処に感じるのかということです。 検査や医師が話した事ではなく本人が感じた場所です。
感覚・・・これが患者にとって難しいことですが、ただ痛いという 事だけではなく、具体的な表現が必要なのです。 例えば、糸で縫うようなとか、焼け付くような痛み とか、レパートリーにのっているような表現が調べる のに必要なのです。
モダリティー ・・・その症状がどうすれば緩和するか、どうすれば悪くなるか あるいは患者さんが調子が悪い時どのように過ごしているのか がモダリティーとなります。 例えば、Bryoniaというレメディーは動いたり、熱かったり、 食べることにより症状が悪化し、圧迫や痛みのある側を下 に寝る、涼しいところ、外気にさらされると好転します。
従いまして、病気の状態で粘膜の乾燥があり、喉が渇き、大量 の水を飲み動かずにじっとしている、涼しいところで痛い所 を下にしてじっとしている等の特徴がありますと、Bryoniaが
効きそうかなと判断していくのです。
現在の病歴を調べた後は、通常の既往歴,いわゆるいままでの病気 を調べていきますが、参考程度でしょう。
2.患者の生理 食欲、食べ物、喉の渇き、睡眠と夢、温度(汗など)、気候、時間 等が調べる項目の一覧です。
ひとつひとつ説明していくには時間がかかり過ぎますので、代表的な 物をいくつか挙げていきます。
Nat-muというレメディーが効く人には、塩を好む傾向がありArsenicum
alb. が効く人には、喉の渇きと飲料水をちびちび頻繁に飲むという傾向が あります。
Merculiが効く人には温度に敏感である事が多く、Licopodiumが効く人には 甘い物好きで胃腸が弱く、夕方の4-8時に調子が悪くなるという傾向があります。
3.精神的・知的状態
患者に、1.あなたは、自分自身をどのような人だと思いますか? 2.他の人は、あなたのことをどのような人だと言っていますか? これらについて患者自身の答えを待ってみる事です。
なかなか話せないことが多いのですが、それをうまく引き出せるように なることがホメオパシーの術者の実力ともいえます。
初心者では中々引き出せないのがこの症状なのです。
認知機能・・・集中力、記憶、言語障害、思考障害(妄想)
情緒的な症状 ・・・不安があるか、恐れと恐怖の対象は何か、悲しさの有無 抑うつ、無関心、自信の欠如、イライラ、怒り、敏感さと 涙もろさ とくに情緒においては次の5cが重要です。
Company(一緒にいること)
Sepiaが効く人は他の人から邪魔されたくない。 家族でさえもうっとうしく避ける傾向があります。
逆にPhosphorusやPulsatillaが効く人は、人と一緒にいる事を好みます。 Phos.が同情的な面を持ち、Pulsatillaは見捨てられる恐怖におののきます。
Consolation(慰められること) Nat-muが効く人はこれにより症状が悪化 します。
Confrontation(困難に直面すること)このときどんな反応を示すかが 決め手になります。Causticumが効く人は善悪のけじめをすごく大事 にする方が多く、悪に対して完全と挑戦するような感じを持っています。
Contradiction(反対されること)
Criticism(批判)
Jealousy(しっと)妖しい程魅力的であるが、病気を境に嫉妬がひどく 舌鋒するどく相手を攻撃する様はまるでヘビのようですが、まさにヘビ の毒からつくられたLachesisはこのような方に効きます。
さらに症状においては精神が一番重要で、その次に生理、そして肉体の部分 の症状となりますが、それらの中でもSRPと呼ばれるstrange,rare,peculiar
奇妙で、めずらしく、特異的な症状であれば、レメディーを決める時の 最も重要な症状となります。
又症状に於いては、明確で、強調された、自発的な症状が重要だとGeorge Vithoulkasという有名な先生は話されております。
●心の栄養
6月16日より20日まで、横浜のミナト未来でフランス映画際が開催 されました。近くなのでいつも行きたい行きたいと思いながら行った のは10程前の一回きり。
皆さん!音楽とか、映画とか祭典とか心ワクワクする物は、体 も調子良くします。一仕事ついたら、自分への御褒美として 何かをあげましょう。お酒とか、夜のネオンでは少し寂しいなあ〜 という気がします。
私は、6月22日ガンバレ社長の愛読者会である非凡会東京支部の講演会 に行ってまいりました。岡崎太郎さんという通販ではカリスマ のような方の講演でしたが、本人が講演前にお酒で出来上がって
しまいエキスを吸収できるような感じではありませんでした。
しかし、2次会では色々な方と名刺交換をさせていただき、色々な仕事が あるんだなーという感想と異業種の接近からビジネスが生まれていく過程 をお聞きし有意義な感じがしました。
世の中広いという目からうろこの二次会でした。
私に取りましては、これらのビジネスの話が心ワクワク心の栄養と なっております。
しかし落ちがありまして、せっかく頂いた名刺を何処かに置き忘れて しまったのです。なんとも残念なことで酔うと失敗する事を地でいった ような感じであります。 net-dental http://www.net-dental.jp/
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●今週のおさらい
・大量だと有毒ですが、微量な毒物も人間の体には必要なのです。 ・微量な有害物質や病原を使う治療は免疫力を刺激する方法です。
・ホメオパシーに於ける問診は、観察とその人がどんなレメディー に反応するかを調べる為に症状の特徴をつかんで行く為のちょっと 変わった問診です。
・人はパンのみにて生きるに非ず、心に栄養を!。
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●あと書き
又ばたばたして書いております。非凡会の飲み会でメルマガは週間が一番 と説教されました。ガンバレ社長の日刊等とても夢のまた夢です。 もっと気軽なテーマでも難しい感じです。講演会の後で著書をまたごっそり 買ってサインをもらいました。こういう風に時間を使う事ばかりやって しまうのです。
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今回は、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。 よろしければ、感想や、お便り頂けるとありがたいです。
あなたのご声援が、このメールレター作成の原動力です。\(__
) よろしくお願い致します。
●健康法について
皆さんのご自身の健康法や病気の時のセルフケア等がありましたらメール で教えていただけませんでしょうか。採用させていただいた方には、優先的 に代替医療情報を郵送させていただきます。
又このメルマガで紹介し、皆さんで情報を共有したいと思います。
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